2020年のシャルドネはこれまでの仕込みを180度変更し、赤仕込み(皮と種を一緒に発酵)させたオレンジワインとなりました。シャルドネに関しては、もっと飲み応えのある濃厚な白ワインにしたいと考えており、今回初めてチャレンジしました。狙い通り濃厚でリンゴ蜜のようなニュアンスに、渋味や苦味も若干あるしっかりとした味わいになりましたが、醸しの影響だと思いますが、香りは少々物足りなく感じます。赤仕込みに加え、自然発酵、MLF(乳酸発酵)、古樽にて12ヶ月の熟成を行いました。温度が高めの方がより蜜感が味わえます。魚介のエスカベッシュ(南蛮漬け)や鳥ささみポン酢、甘酸っぱい中華などと相性が良いと思います。(生産者資料より)生産本数593本
オレンジというより黄色味が強い色調。少しのとろみ杏やアップルマンゴー、鉛筆の芯、やや鉱物的なミネラルドライでふくよか、落ち着いた果実の感じと少しのスパイス感、膨らみの中酸は溶け込んで後味ほのかなタンニン分がコクを与えている(2022年8月試飲)