1500年代から、モンテファルコに住んでいることが古文書の記録から確認されているベア家の現当主ジャンピエロ氏が始めたワイナリー。単位面積あたりの収量を抑え厳選されたブドウからのみ醸造を行うため、年によって生産量は大きく異なる。土壌やブドウなどの可能性を信じバイオダイナミクスを実践している。ワインはサグランティーノというブドウの特性が濃く反映された、凝縮性の高いものとなっている。フィルタリングがワインの風味やエキスを減少させると考える彼は、それを全く行わない。
サンジョベーゼ60%、モンテプルチアーノ25%、サグランティーノ15%
モンテファルコ・サグランティーノのセカンド的な位置図けではあるが、ブドウ品種は大きく異なりサンジョベーゼが主体となる。これは過去にサグランティーノよりも多産で推奨されたサンジョベーゼに植え替えてしまった為。味わいもサグランティーノが圧倒的な濃さの中にも綺麗な酸味を有するに対し、このモンテファルコ・ロッソは重厚で渋味のしっかりとした味わいとなる。いわゆる〝濃い〟ワインが好きな方にはこちらをおススメしたい。